ひとりでいる時間は1日のうち、何時間あるだろうと考えたことはありますか?
仕事が終わった後も家族と過ごすことを考えれば、もしかして数十分くらいしかひとりでいる時間はないかもしれません。
家族がいない一人暮らしであっても、日本人の平均労働時間9時間を考えれば自由が利く時間は多くはありません。
しかし、ひとり時間をうまく活用できるかどうかはストレス解消・自己成長の大きなカギになります。
最近は、コロナの影響でプライベートでは外出を控えたり、仕事でもリモートワークになり、ひとり時間が増えた方もいるかもしれません。
ひとりの時間が取れる方も取れていない方もうまく時間を利用してストレス解消していきましょう!
この記事はストレス社会に生きる多くの人に、ひとり時間のメリット・デメリットを紹介、日々のストレスを少しでも解消し、自己成長の手助けができるようまとめたものになっています。
ストレスとは?
ストレスの実態
ストレスとは、外部からの刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。
外部からの刺激とは、天気や周りの雑音などの環境的要因、体調不良や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなどの心理的要因、そして人間関係の不具合や仕事の疲れなどの社会的要因があります。
ストレスはいやなもの、日常の嫌なことの総称をストレスとして認識しがちですが、日常に起こる様々な変化がストレスの原因となっています。
つまり、進学や就職、結婚、出産といった喜ばしい出来事でも、変化なのでストレスの原因になります。
ストレスの使い方
ストレスは前述した通り、悪いイメージを持たれがちです。
しかし、適度なストレスは何かを達成させる原動力になったり、何かを頑張るための刺激になったりします。
例をあげれば、テストや課題です。
提出期限を決められ、難しい問題に直面したりするとかなりのストレスがかかります。
しかし、テストや課題を乗り越えられたときには、大きな充実感や達成感、満足感を実感することが出来ます。
スポーツ選手の中には、過酷な業況下に身を置くことで自身の成長を促す方もいます。
高地トレーニングがそのいい例です。
血液中の酸素循環を促す赤血球の数を増やすことで、低地での試合を楽に進めることが出来ます。
ストレスの悪い面
ストレスには自己成長を促すポジティブな面があることを理解していただいたと思いますが、もちろん悪い面もあります。
受けすぎたストレスを撥ね退けられず、つぶれてしまえば自律神経系に影響を及ぼします。
自律神経は、呼吸・脈拍・体温・消化・免疫・ホルモンをはじめ生命維持にかかわるあらゆる働きを支配しています。
ストレスが溜まっていけば、活動モードをつかさどる交感神経が活発になり常に体が休まらないモードになってしまいます。
不調の例としては、神経性胃痛・メニエール病・過敏性腸症候群や進行すればうつ病が挙げられます。
ストレスをコントロールしていくことは、不調を予防する意味でも大事になってきます。
ひとりでいるメリット
前項では、ストレスについて詳しく説明しました。
日々の生活でストレスコントロールをすることは大切だと理解していただいたと思います。
この項では、ひとりでいるメリットを「他人を気にしない・自己成長を助ける」の面から解説していきます。
他人を気にしない
なんといってもひとり時間のメリットは他人を気にせず自分の自由意思で行動できることだと思います。
ショッピングに行ったとしても、自分の好きな店に入るのに一緒に来た人に許可を取り、食べたいものもいちいち意見を合わせることが必要です。
普段仕事やプライベートで人に合わせて生きている私たちは、外部からの刺激によって生まれるストレス下にいます。
そんな環境・社会的なストレス要因から解放されることを考えると、ひとりでいる時間も大切だと考えられます。
自己成長を助ける
自己成長とは、ひとりの人間として考えを持ち主体的に生きることを意味するものです。
何かに取り組んでいるとき「ストレスを抱えたくない」という思いから、誰かに依存して、自己矛盾に陥ることは多くの人が経験していると思います。
誰しも不安になるようなことがあれば、自分以外の優れている人に導いてほしい!と思うはずです。
しかし、自分より優れていると認めた人が「言うこと・指示すること」を正しいと思った時点で行動は、自分の意志とは異なる方向にねじ曲がっています。
他人に頼ることなく何かをやり切ることは、達成感・充実感にプラスして自己肯定感を得ることが出来ます。
自己肯定感とは、自己評価に関する感覚であり、自分自身ついてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚です。
「自分自身の存在を認める」感覚であり、「ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止めることができる感覚」のことで、自己認識が自己肯定感を決定づけています。
高すぎる自己肯定感は逆に怠慢になり成長を阻害しますが、成果に裏付けされた適度な自己肯定感は、新たな挑戦に向けての自己成長を後押しします。
オンラインでも人と繋がれる時代に、ひとり時間をもち何かを達成することは自己成長する意味でもとても大切なことだと感じます。
ひとりでいるデメリット
前項で述べた通り、現代の社会で、ひとりになることはなかなかありません。
しかし、ひとりになると感じるのがまず「不安」だと思います。
大概の人は、出来事があったその瞬間の感情を誰かと分かち合うことで安心感・幸福感を覚えます。
嬉しかったり、悲しかったり、自分が思ったことを人に言えず、共有することができない寂しさに不安を感じます。
これがひとりでいる一番のデメリットだと考えます。
何気ない会話・愚痴であっても、情報共有により自分ひとりで悩んでいるわけではないと安心します。
自己成長についてメリットで述べましたが、周りに指導者やライバルがいることで成長スピードが上がるのも事実です。
学生をクラス分けして競わせる意味は、単なる区分け以外にともに励まし合い切磋琢磨することで成長スピードを上げることにもあります。
不安を感じすぎれば、ストレスの悪い面で話した通り疾患に繋がることもあります。
ストレスはコントロール次第でメリットにもデメリットにもなり得るということです。
ストレスの解消法
ストレスの解消法は本当に人それぞれです。
ストレス解消法として有効な「人に話をする」ことは、誰かに伝える・情報を共有するだけで負担に思っていたことを軽くしてくれます。
しかし、話すには聞いてくれる聞き役が必要です。今現在自分が悩んでいて「周りに人はいない、自己成長のために人に頼りたくない!」
こんな人のためにひとりの時間を利用した私なりのストレス解消法を紹介します。
運動を習慣化する
これは言わずと知れた自己肯定感アップの行動ですね。
仕事終わりただ帰って寝るのではなく、運動することを生活に組み込みましょう。
運動には様々なメリットがあります。
特に筋トレには、他の運動と同じように代謝効果を高める効果と自分自身の見た目をよくする効果があります。
見た目が変わっていくと人は自信を持つことができます。
是非、メニューを決めてそれをやり切ってください。
自分の体を鏡で確認するたび成長が見えることと決めたメニューをやり切ることは、生活の充実感と自己肯定感を飛躍的に上げます。
ほかの運動のおすすめは、ウォーキングやサイクリングなど単純な反復運動です。
考えることは少なく景色を楽しみながら行えば、リラックス効果も得ることができます。
さらに、体重管理をする上でも有酸素運動は重要で、以下に載せたようなアプリで体重管理するのもおすすめです。
睡眠をとること
睡眠には多くのメリットがあります。
中でも、成長ホルモン分泌での疲労回復、免疫機能の増加、記憶・感情の整理の3つは大きなメリットです。
疲労、低免疫、頭の整理ができていない状態は、ストレスを溜め込みます。
質のいい睡眠をとることは何よりもストレス解消になる行動かもしれません。
睡眠は万病の薬だ!
意識的にひとりの時間を作ろう
人はただ、「出勤して寝る」を繰り返しているだけでもストレスをかかえます。
ストレスの種類には、自己成長の手伝いをしてくれる良いストレスとメンタルをむしばみ生活を壊す悪いストレスがあります。
「仲間を頼って話をする」これだけでもストレスは軽くなります。
しかし、自己成長を促し自己肯定感を高めるためには、時には人に頼らない、ひとりの時間を設けてストレスかけていくことも重要です。
前項で説明したストレスの解消法以外にも方法は山ほどあります。
自分に合ったストレス解消法を見つけ、コントロールすることで毎日の生活を充実したものにしましょう!
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